【あなたは、一瞬で、愛する人を守れますか?】

このキャッチコピーで2010年6月19日に公開された映画は、哀しみと感動のラブ・ストーリです。原作は、河原れんの小説『瞬またたき』、小説が発売されると「涙でページがめくれない。」と話題を呼んだ小説を映画化したラブストーリーです。

ヒロインには北川景子。北川景子の恋人役に岡田将生と、ファンにはたまらないキャスティングです。ヒロインは恋人と同乗していたバイク事故で恋人を失います。事故のショックから記憶を失い心的外傷後ストレス障害(PTSD)になってしまいます。事故の真相を知るため、大事な恋人との記憶を取り戻すため、現実と向き合う中で心の傷と痛みを乗り越えて事故で亡くなった恋人との愛を確認しながら、自身も再生していく姿を映し出しています。

【もし、一瞬で運命の選択を迫られたら? そこに愛する人がいたら、あなたは?】

『瞬 またたき』あらすじ

園田泉美(北川景子)はお花屋さんで働いています。花の配達のときにショッピングモールで美大生の河野淳一と出会い、2人は恋に落ちます。淳一のバイクの後部座席に乗り花見に出かけた帰り道で、トラックと衝突するとい事故に遭いその事故で淳一は亡くなり泉美は大怪我を負います一命は取り留めたものの、事故の記憶を失ってしまいます。

事故で恋人を失ったショックで心的外傷後ストレス障害(PTSD)になった泉美はメンタルクリニックに通院していますが、毎夜悪夢にうなされます。いつも悪夢にうなされているのは『自分が本当はその記憶をもっている。だけど自分自身でその記憶を抑圧しているのでは?!』という疑いを持つようになるのでした。そして失われている記憶の【事故の直後】の部分を取り戻したいと思うようになっているのでした。

ある日クリニックで偶然、女性弁護士の桐野真希子(大塚寧々)に出会います。そして、なんとか彼女に自分の事故の真相を探ってもらおうと協力をお願いして、桐野真希子が勤務する弁護士事務所へ足を運んだり、仕事を終えるのを待ち構えてなんとか事故の真相を知りたいと協力をお願いするのでした。そんな泉美の熱意に動かされる形で、真希子は事故の真相を自分が出来る範囲で強力することを約束して早速その日のうちから事故の調査を開始します。

凄惨な事故

真希子の調べによると、病院でわかったことはトラックとバイクの事故で凄惨な事故だったの割りに、泉美のケガが軽かったことです。そして、淳一のケガが想像以上にひどかったことを知るのでした。

警察で分かったことは、バイクはハンドルを切らずにトラックの側面に突っ込んでいたこと、そして正面衝突にもかかわらず、淳一の背骨が後ろから前に向かって折れていたことです。事故の衝撃で淳一の身に着けていた時計は止まり、その時計の時刻と救急車への通報時刻から泉美の記憶がそっくり失っているのは、事故が発生してからの10分間だったことを知ります。

泉美は病院や警察で事故の様子を聞いたり、事故現場の写真を見るうちに時々フラッシュバックされます。事故の時にトラックとバイクの衝突直前の映像がよみがえり、断片的にいろいろなことを思い出すのでした。

ある日、島根県出雲に住む淳一の母親から、事故の時に止血のために淳一の腕に巻かれていた泉美のハンカチが届きます。

そして泉美は真希子と一緒に事故現場を訪れます。事故現場でついに事故の全てを思い出すのでした。

失っていた記憶

トラックに衝突する直前はトンネルの出口でした。正面衝突にも関わらず、背骨が後ろから前に不自然に折れていたのは、淳一はまさに衝突する直前に、とっさに後ろを向いて後部座席の泉美をかばったため、淳一は致命的なケガを負ったのです。そして淳一がかばってくれたことで、泉美は一命を取り留めていたことを思い出しました。

大きな衝撃の後に、泉美が目にしたものは血だらけになっていた淳一の姿です。そして淳一の右手、3本は切断されていました。美大生の淳一は絵を描くことが大好きだったので、泉美は半狂乱になりながら地面をはいながら淳一の失った指を探し回り、なんとか切断された3本の指を集め淳一の指にくっつけようとするのですが、指が繋がらず泣きぐずれ・・・そんな中、淳一の流血がますますひどくなって来た時に、なんとか出血を止めようとハンカチで血を止めようとするのですが、淳一の出血は止まらず・・淳一の様子を見ながら、泉美は気を失ったのでした。

事故の全てを思い出した泉美は、どうしても淳一に会いたいという気持ちを抱いて島根県の出雲を訪れき、淳一の母親と会います。そして淳一が行きたがっていた出雲大社を訪れ、そこで戦争で夫を亡くした老婆(菅井きん)に会います。老婆から話を聞いて、死者の国といわれている黄泉の国への入り口といわれる伊賦夜坂(いぶやざか)を訪れます。そこは最愛の人に会える入り口があるからです。

黄泉の国への入り口の坂道は、木漏れ日が差し込む薄暗い森の中です。記憶を取り戻した泉美は全ての真実を知り、淳一にもう一度会うために歩き続けます。そこは神秘的な空気に包まれた空間です。そこで泉美は淳一の最期の言葉「泉美は生きている?」という言葉を思い出し、「私は生きている」と答えるのでした。泉美がそこで目にしたものは・・。

瞬 またたき:キャスト

  • 園田泉美・・・北川景子
  • 桐野真希子(弁護士)・・・大塚寧々
  • 河野淳一・・・岡田将生
  • 園田登・・・史朗
  • 河野沙恵子・・・永島暎子
  • 園田ツカサ・・・深水元基
  • 桐野涼子・・・千崎若菜
  • 小木啓介(精神科医)・・・田口トモロヲ
  • 下平巡査・・・徳井優
  • 担当医師・・・森下能幸
  • 入院患者・・・ジョニー吉長
  • 堀川早紀・・・清水美沙
  • 老婦人・・・菅井きん

瞬 またたき:スタッフ

  • 監督・脚本・・・磯村一路
  • 原作・・・河原れん「瞬 またたき」(幻冬舎刊)
  • 撮影・・・柴主高秀
  • 編集・・・菊池純一
  • 音楽・・・渡辺俊幸
  • プロデューサー・・・ 岩倉達哉、堀川慎太郎
  • 記録・・・柳沼由加里
  • 照明・・・豊見山明長
  • 装飾・・・藤田徹
  • 録音・・・滝澤修
  • 助監督・・・安達耕平
  • 主題歌・・・ K 『会いたいから』

ロケ地

  • 北海道・・・札幌市白石区:上白石橋、豊平川河川敷など。
  • 北海道・・・札幌市豊平区:花屋「Britta」
  • 北海道・・・札幌市中央区:喫茶店「喜蔵」、札幌市中央区道銀ビルなど
  • 北海道・・・小樽市:旧高島トンネル、小樽運河、銭函墓地
  • 北海道・・・千歳市:支笏湖温泉レイクサイドVILLA翠明閣、北海道道16号支笏湖公園線(支笏湖スカイロード)
  • 北海道・・・新ひだか町:新ひだか町静内田原の二十間度道路
  • 北海道・・・むかわ町:むかわ町汐見(海辺の突堤)
  • 島根県・・・松江市:一畑電車秋鹿町駅
  • 島根県・・・八束郡:JR揖屋駅、黄泉比良坂・伊賦夜坂、
  • 島根県・・・出雲市:出雲大社